中家畜(読み)ちゅうかちく

世界大百科事典(旧版)内の中家畜の言及

【畜産】より

…畜産が農業粗生産額の過半を占めているのであって,農業といえばむしろ畜産を考えるのが欧米の常識であり,日本農業はそれとの対比でいえば耕種中心の農業ということになろう(欧米諸国のなかで,畜産の比重が軽いという意味で日本農業に似ているのはイタリアであって,同国の1981年の農業粗生産額中の畜産の割合は31%だった)。
[世界の畜産]
 世界でどういう家畜がどれくらい飼われているかをみると(1981年現在,FAO資料による),牛(水牛を含む)を中心とする大家畜が14億6723万頭,豚・羊で構成される中家畜が23億7878万頭,鶏を主体とする家禽が67億6006万羽となっている。大家畜,中家畜,家禽をいっしょにして飼畜規模の大小を論議するときの尺度として家畜単位(大家畜1頭=1単位,豚1頭=0.2単位,豚以外の中家畜=0.1単位,家禽100羽=1単位)という概念が国際的に設定されている。…

※「中家畜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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