世界大百科事典(旧版)内の中層大気の言及
【大気】より
…この領域では空気の主成分である酸素や窒素が太陽の紫外線やX線を吸収して解離や電離を起こし,強い加熱を受ける。(5)中層大気middle atmosphere 成層圏と中間圏をひとまとめにし,さらに熱圏の底部までを含めた領域の大気を中層大気という。
[観測の歴史]
G.ガリレイは1592年に空気の膨張と収縮を利用した最初の温度計を作り,セルシウス度はスウェーデンの天文学者A.セルシウスが1742年に考えたものである。…
【中層大気研究計画】より
…通称MAP(マツプ)。全地球規模にわたって中層大気(地上10~120kmの気層)の運動,組成,放射などの状態を明らかにしようとする国際協力事業。本計画は,地球大気研究の一環として国際学術連合会議(ICSU)が提案した四ヵ年計画(1982‐85)として発足した。…
※「中層大気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」