世界大百科事典(旧版)内の中山道郵便馬車会社の言及
【馬車】より
…【松原 秀一】
[日本]
本来日本には馬車の伝統がなく,幕末開港後,外国人によって導入され,開港場周辺で利用された自家用馬車が初見であった。しかし1869年(明治2)には横浜の川名幸左衛門,下岡蓮杖ら8名による横浜~東京間の乗合馬車が開業し,また72年には中山道郵便馬車会社(東京~高崎),東京宇都宮間馬車会社が,73年には京都大坂間馬車会社などが相次いで開業した。このうち東京~高崎間,東京~宇都宮間などの馬車営業は,途中の中継所で馬を付け替えた駅馬車であった。…
※「中山道郵便馬車会社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」