中空繊維膜(読み)ちゅうくうせんいまく

世界大百科事典(旧版)内の中空繊維膜の言及

【逆浸透法】より

… この膜の問題点としては,表面層以外の支持層がスポンジ状であるため,この部分が機械的圧力でつぶれて,膜の透過抵抗がしだいに大きくなり,水がだんだん出なくなり,半透性が失われることがある。膜の強度を大きくする方法の一つとして,膜を強い材料で作るかわりに,直径50~100μm程度の細いホローファイバー(中空繊維)で作り,膜の表面積を大きくする方法があり,1965年ころからアメリカで芳香族ポリアミドを用いる中空繊維膜が製造されている。日本ではアセチルセルロースの中空繊維膜が作られている。…

※「中空繊維膜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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