中間圏界面(読み)ちゅうかんけんかいめん

世界大百科事典(旧版)内の中間圏界面の言及

【大気】より

…乾燥空気には地面からの高さによらず組成比がほとんど変わらないものと,場所や時間により変化するものとがある。組成比の変わらないのは窒素,酸素などで,それらの成分比は中間圏界面の高度約85km付近まで不変であることがロケット観測などにより確かめられている。中間圏界面をこすと光解離のためにO2が多量のOに変換され,110km付近から上空では分子拡散作用のために重い分子と軽い分子の分離が起こるので,平均分子量は上空にゆくほど減少し,地表付近とは違った組成比になる。…

【中間圏】より

…気温は高度50kmで約0℃で,高度90kmでは氷点下約80℃である。高度85~90kmの領域は中間圏界面mesopausと呼ばれ,上層大気のなかで最も低温である。気圧は高度50kmから90kmにかけて0.8hPa(0.6Torr)から0.002hPa(0.0015Torr)に減る。…

※「中間圏界面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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