中間質(読み)ちゅうかんしつ

世界大百科事典(旧版)内の中間質の言及

【間脳】より

…上記のように間脳内で最も大きな位置を占め,第三脳室を間に挟んで1対の卵形の構造として存在する。ヒト以外の哺乳類では中間質massa intermediaと呼ばれる灰白質によって左右の視床はつながっているが,ヒトではそのつながりが弱く,ときに欠けている。内部構造は複雑で多くの神経核が存在する。…

【脊髄】より

…中心管は上方では延髄のところで第四脳室に開くが,下方では終室となって終わり,外部に開いていない。H字形の灰白質の後脚の部分は後角(後柱),前脚の部分は前角(前柱)といい,後角と前角との間は中間帯(中間質)と呼ばれるが,胸髄から第2腰髄の高さでは中間帯が外側に突出して側角(側柱)をつくっている。脊髄の灰白質では後角から前角に向かって神経細胞の集団が層をなして配列されている。…

※「中間質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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