丸のこ盤(読み)まるのこばん

世界大百科事典(旧版)内の丸のこ盤の言及

【金切りのこ】より

…手動工具としてのハンド弓のこと動力を用いる工作機械としての金切りのこ盤がある。後者は単にのこ盤あるいはのこぎり盤と称されることも多く,のこ刃の切削運動から,弓のこ刃の直線往復運動によって切断を行う弓のこ盤,環状の帯のこ刃の回転・直線運動によって切断を行う帯のこ盤および丸のこ刃の回転運動によって切断を行う丸のこ盤に大別される。いずれも原理的には木材用の木工のこ盤と同じであるが,弓のこ盤の場合,押し行程で切削を行う点が木工のものと異なる。…

【製材】より

…長のこを多数わくに取りつけ,これを往復運動させ,一度に多数の一定厚さの板を製材する竪(たて)のこ盤は,縦びき(繊維に平行方向に切断すること)に用いられ,北ヨーロッパ諸国で多く使われているが,日本ではあまり見られない。円盤状ののこ身の円周上にのこ歯をつけた丸のこを用いた丸のこ(円のこ)盤は,回転運動によって切断するもので縦びき,横びき(繊維に垂直方向の切断)両方に用いられる。一般に小規模の製材,小径木の製材に使用されるが,一定間隔に1対または多数の丸のこをセットしたものもある。…

※「丸のこ盤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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