世界大百科事典(旧版)内の丸子山の言及
【当麻寺】より
…山号は二上山禅林寺。二上山の南東麓にあり,寺のすぐ西に丸子(まろこ)山(麻呂子山)がある。寺伝によれば,用明天皇の皇子麻呂子親王が612年(推古20)河内国交野(かたの)郡山田郷(二上山西麓)に草創した万法蔵院禅林寺を,同親王の孫当麻国見が役小角(えんのおづぬ)(役行者)の練行地である現在地に移し,681年(天武10)に起工,685年に至って諸堂舎が完成,寺号を当麻寺と改めたというが,もともと奈良時代初期に現在地に創建された寺で,この地に勢力をもつ当麻氏の氏寺であったと考えられる。…
※「丸子山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」