世界大百科事典(旧版)内の丸尾氏の言及
【塩飽諸島】より
…島治は大坂の幕府船方,ついで町奉行所の管轄下に宮本・吉田両氏ら在島の年寄と各島浦の庄屋が寄合協議して運営された。はじめ世襲の年寄の勢力が強かったが,江戸後期には廻船業の盛衰に関係して新旧の勢力交代がみられ,経済力の豊かな与島の岡崎氏,牛島の丸尾氏などが入札により就任した。しかし人名はしだいに株化し,一人持ち,分割所持,共同持ちなどに分かれ,一人持ちの多い笠島,泊浦などの年番庄屋の発言権が強まり,年寄の権限は縮小された。…
※「丸尾氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」