丹南鋳物師(読み)たんなんいもじ

世界大百科事典(旧版)内の丹南鋳物師の言及

【河内国】より

…当国特産で最も重要なのは丹南鋳物で,平安後期から蔵人所を本所とする灯籠鉄器供御人が編成され,良質の鋳銅技術を誇った。丹南鋳物師(いもじ)は日常雑器のほか寺社の梵鐘や鰐口も多く鋳造し,彼らの銘のある梵鐘は,東は常陸から西は周防・伊予に及ぶ41例が知られている。
[南北朝動乱と国人領主]
 当国は両朝の主戦場となり,守護は戦争責任を問われてしばしば更迭された。…

※「丹南鋳物師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」