主意主義的社会行動論(読み)しゅいしゅぎてきしゃかいこうどうろん

世界大百科事典(旧版)内の主意主義的社会行動論の言及

【マッキーバー】より

…エジンバラ大学,オックスフォード大学に学び,トロント大学教授(1915),コロンビア大学教授(1927)となり定年(1949)で第一線を退くまでコロンビア学派の総帥として社会学界,政治学界で活躍した。自然科学主義的社会科学の傾向に反対して,人間行動の意志的創造性を強調した主意主義的社会行動論を説き,態度と利害関心を基礎概念にしてコミュニティcommunityとアソシエーションassociationの両類型にもとづく社会構造論を展開し,現代社会をさまざまな利害関心によって結成される多数のアソシエーションの錯綜する動的な過程としてとらえ,一元的決定論を排した独自の社会変動論を提示した。政治学においては,国家も特殊的ではあるが一つのアソシエーションにほかならないとする多元的国家論を説き,政治過程論,権力論にすぐれた研究を残した。…

※「主意主義的社会行動論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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