世界大百科事典(旧版)内の久ヶ原式土器の言及
【久ガ原遺跡】より
…東京都大田区久が原4~6丁目にあって,多摩川下流左岸の標高約19mの台地上に位置した弥生時代後期の集落跡。1927年から始まった区画整理に伴う道路工事に際し,その切通しに大小の竪穴住居が発見され,多くの土器片も出土することから注意されるようになった。竪穴住居には火災にあって焼失したものもあるという。1947‐48年には集落の一部分を発掘調査している。1939年に当遺跡出土の土器を細かく分類した結果,前後2時期に分け得るという考えが出され,古い方を久ガ原式,新しい方を弥生町式と呼ぶことに統一した。…
※「久ヶ原式土器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」