久我大納言敦通(読み)こがだいなごんあつみち

世界大百科事典(旧版)内の久我大納言敦通の言及

【宗安小歌集】より

…他に伝本はなく,孤本である。1931年に笹野堅が《室町時代小歌集》と名づけて刊行紹介したが,編者の宗安が茶人万代屋(もずや)宗安であること,手書者三休が久我大納言敦通であることが考証され,本書の成立が1599年(慶長4)以後数年の間であると推定されるに及んで,書名の呼称も改められた。所収歌謡は主として男女の愛をうたった221首(うち2首重複),《閑吟集》と類歌関係にあるもの40首余りであるが,律調においてしだいに新しさを加え,同時代の《隆達小歌》(隆達節)とともに近世調への展開を跡づけている。…

※「久我大納言敦通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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