世界大百科事典(旧版)内の九重塔の言及
【塔】より
…塔は,通常,塔刹(とうさつ),塔身,基座の3部からなり,塔刹は,さらに宝珠・円光などの刹頂,相輪,仏蓮などから構成される。南北朝時代の文献の記述や石窟の表現によると,当時主流をなしたのは楼閣式の木塔で,とりわけ北魏洛陽の永寧寺九重塔(永寧寺塔)は史上に名高い。隋・唐時代には木塔のほか,塼塔も数多く建設され,方形が主流を占めたらしく,また南北朝には出現した密檐式塼塔もしだいにかなり普遍化した。…
※「九重塔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」