乱廛(読み)らんてん

世界大百科事典(旧版)内の乱廛の言及

【六矣廛】より

…〈矣〉の字義をめぐってはさまざまな解釈があるが,矣は股の字に等しく,6種の特権的な株を意味するとする説が有力である。政府の商業統制機関である平市署の監督下に,毎年多大の国役負担を行う代償として,政府からの資金援助,乱廛(廛人に与えられていた特定商品の独占的取扱い権を破ろうとする行為)の禁止等の特権を与えられていた。一般廛人の禁乱廛権を廃止した1791年の辛亥通共以後も,六矣廛に限ってはその特権が維持され,1894年まで存続した。…

※「乱廛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android