世界大百科事典(旧版)内の乳幼児急死症候群の言及
【ぽっくり病】より
…ぽっくり病によくみられる死体所見としては,胸腺の肥大,心臓の肥大,大動脈起始部の幅の狭小,冠状動脈の発育異常,副腎皮質の厚さが薄いことなどがあるが,これらの所見もなく,溢血点(いつけつてん),血管内血液の流動性,内臓の鬱血(うつけつ)といった,単なる急死の所見のみのこともある。この青壮年にみられるぽっくり病に対応して,乳幼児の原因不明の内因性急死があり,乳幼児急死症候群といわれている。急死【小嶋 亨】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」