乾漆系木彫(読み)かんしつけいもくちょう

世界大百科事典(旧版)内の乾漆系木彫の言及

【木彫】より

… この木彫再興の気運をうけて平安時代初期には,ヒノキやカヤなど木目の通った軟質の針葉樹材を用いた一木造の像が盛んに製作され,木彫は以後の日本彫刻史を通じて造像の主流となった。8世紀末から9世紀前半ころの木彫像は,素木のままや簡単な彩色を加えるだけで,木肌の美しさや彫痕を生かして仕上げたいわゆる純粋木彫と,木心乾漆像の流れをくんだ木彫に薄く木屎漆を盛って仕上げた乾漆系木彫とに大別される。前者の代表的遺品には京都神護寺薬師如来立像,奈良新薬師寺薬師如来座像,同法華寺十一面観音立像などがあり,後者には839年(承和6)開眼の京都東寺(教王護国寺)講堂諸像,大阪府観心寺如意輪観音像などがある。…

※「乾漆系木彫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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