二次性高血圧(読み)にじせいこうけつあつ(その他表記)Secondary hypertension

六訂版 家庭医学大全科 「二次性高血圧」の解説

二次性高血圧
にじせいこうけつあつ
Secondary hypertension
(循環器の病気)

どんな病気か

 何らかの特定される原因があって高血圧を示す状態を二次性高血圧と呼びます。原因にもよりますが、治せる高血圧ということもできます。症状は無症状のものから、その原因に起因した特徴的なものまでさまざまです。検査手順診断、さらに治療方法に関してもそれぞれ疾患に応じて行われます。

 以下頻度の高い二次性高血圧について具体的に概説します(表3)。

東 幸仁, 吉栖 正生


出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

世界大百科事典(旧版)内の二次性高血圧の言及

【高血圧】より

…これは一般成人についての定義であるが,実際には年齢なども考慮して決めねばならない。
[本態性高血圧と二次性高血圧]
 高血圧は,原因が明らかではない本態性高血圧と,何か原因となる病気があって高血圧はその一つの症状にすぎないと考えられる二次性高血圧とに分けられる。高血圧患者の95%以上は本態性高血圧で,残りの5%以下は二次性高血圧である。…

※「二次性高血圧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android