世界大百科事典(旧版)内の二次菌糸の言及
【菌糸】より
…後者の場合,菌糸は常に1細胞列で,隔壁の中央に穴があって両隣の細胞は連絡し,その穴を通して物質の移動が行われる。担糸菌類では,各細胞に1個の核をもつ菌糸(一次菌糸)が異性の菌糸と接合するが,双方の菌糸に由来する2個の核はすぐには融合せず,それぞれが独立に分裂するため,2核をもつ菌糸(二次菌糸)が発達し,この二次菌糸が子実体(いわゆるキノコ)を形成する。菌糸の細胞壁の主成分は一般にキチンまたはヘミセルロース,あるいはその両者である。…
※「二次菌糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」