世界大百科事典(旧版)内の亜極北文化領域の言及
【アメリカ・インディアン】より
…彼らの生業の基盤は冬の海におけるアザラシ猟と春・秋の内陸におけるカリブーの狩猟にあると考えられてきたが,最近では地域によりかなりの差異があることが判明している。
[亜極北文化領域]
この領域は北方針葉樹林(タイガ)とほぼ一致し,アラスカ内陸のユーコン川,クスコキウム川の中・上流域からカナダ北東部のラブラドルまで広がる。タイガに居住する原住民はタナイナ族,ヘア族,チペワイアン族などのアサバスカ(ナ・デネ)系言語を話すインディアンと,クリー族,ナスカピ族などアルゴンキン系言語を話すインディアンである。…
※「亜極北文化領域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」