世界大百科事典(旧版)内の交差ボールトの言及
【ボールト】より
…煉瓦,石,コンクリートのボールトが,大きな荷重を支持でき,大規模な屋根や天井を造るのに適しており,また変化にとむ空間を造りあげるという特色を活用したのは,古代ローマである。ローマ人は2本のトンネル・ボールトを直角に組み合わせた交差ボールトcross vaultや角(かく)ドームcloister vaultなど各種のボールトを使用した。古代ペルシアの伝統を発展させた中東のイスラム諸国では,鍾乳石のような装飾をもつ美しいボールトやネギ坊主形の幻想的なドームを考案した。…
※「交差ボールト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」