交趾香合(読み)こうちこうごう

世界大百科事典(旧版)内の交趾香合の言及

【交趾焼】より

…もとは交趾産の陶器という意味であるが,おそらく桃山・江戸初期に交趾通いの交易船が運んだ陶器のことで,実際には中国南部で焼かれた陶器が多いと考えられている。最も有名なものは茶人が珍重する交趾香合で,緑・黄・紫などの鉛釉でいろどった,さまざまの形の三彩香合であるが,すべて広東付近の製品ではないかといわれている。また三彩の鉢や皿で,明後期の中国南部産と考えられるものもあり,華北産の明三彩をこの名で呼んだ例もすくなくない。…

※「交趾香合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む