世界大百科事典(旧版)内の京阪神工業地帯の言及
【阪神工業地帯】より
…さらに阪神工業地帯の外延的拡大を最大限に評価すれば,兵庫県南西部の播磨灘沿岸部や,和歌山県の紀伊水道沿岸部,および京都市,大津市付近までがその範囲に入れられる。なお京阪神工業地帯という名称もほぼ同義に用いられる。 阪神工業地帯の立地要因は,さかのぼれば,中・近世に大坂を中心に蓄積されてきた商業資本や,大坂・京都を中心とする大消費市場の存在,農村や都市で営まれてきた家内工業,中小工業の伝統,大坂・兵庫・堺などの良港の存在と瀬戸内海水運の便,などがあげられる。…
※「京阪神工業地帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」