世界大百科事典(旧版)内の人口抑制の言及
【避妊】より
…伝統的方法はすべて性交のつど実行せねばならないためムードを阻害しやすく,使用法も面倒なものが多く,練習,学習,月経や体温の記録,計算などを必要とするのに対して,近代的方法のピルは1日に1度錠剤を飲むだけ,IUDは医師に一度挿入を受けるだけであるから,簡単で理論的にも避妊効果が高く,性交のたびに準備しなくともよいという特徴をもつ。
[避妊の現状]
先進国では主として母子保健の立場から,一方,発展途上国では主として人口抑制を目的として,避妊法の普及が熱心に行われている。使用されている方法は,ほとんどの国でピルかIUDが主となっている。…
※「人口抑制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」