世界大百科事典(旧版)内の人格崩壊の言及
【社会病理】より
…すなわち,社会病理は第3の用法を中心として第1と第2の用法をも含めて考えなければならないということであるが,さらに今日の社会病理は現代的社会状況(産業化,都市化,近代化,官僚制化,情報化など)の進展のなかで複雑多岐にわたり,しかもそれぞれその病状が深刻化している。たとえば,人格崩壊などと呼ばれ人格それ自体の病理や,環境不全や生活禍害などと呼ばれる生活環境の病理がそれである。
[社会病理学]
社会病理学という語はロシアの社会学者リリエンフェルトPaul von Lilienfeldの著書名《La pathologie sociale》(1896)としてすでに使われていたが,学としての社会病理は1920年代以降アメリカで急速に発展した。…
※「人格崩壊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」