デジタル大辞泉 「人的資源管理」の意味・読み・例文・類語 じんてきしげん‐かんり〔‐クワンリ〕【人的資源管理】 ⇒エッチ‐アール‐エム(HRM) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「人的資源管理」の解説 人的資源管理 これまで人事管理は、「従業員の内在的能力を最大限に生かし、自ら最大限の成果を確保しうるようにかれらを処遇し、組織する方法についての規範体系」(ピゴーズ、マイヤーズ著/武沢信一訳編『人事管理』)と定義され、人事部がその任にあたってきた。しかし近年は、企業の戦略的目標の支援のために、企業の環境変化に合わせた人材プラン、方針といった人事業務が、単なる管理的業務を超えて戦略的役割を担うようになってきた。人的資源管理の責任者は、最高経営責任者の直属の部下として、人的資源戦略を担当することとなる。戦略的観点から経営資源としてのヒトを重視していくことは、賃金のあり方にも影響する。年功制に代えて能力的な報酬制度がとられることに加え、労働市場での市場価値を反映した戦略的賃金などの導入も急がれる。 (高橋宏幸 中央大学教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by