世界大百科事典(旧版)内の人間資産会計の言及
【会計学】より
…情報会計は,コンピューターの発達に対応し,情報の利用を考え方の出発点としていること,伝統的な会計手法だけでなく,学際的な方法を適用する点などにおいて特徴を有している。(2)人間資産会計(人的資源会計) 人材の募集,採用,教育訓練,組織の形成や開発等企業における人の獲得・開発に要した支出を,人的要素の能力の向上等にかかわらせて,人間資産として貸借対照表に計上し,これを一定の期間にわたって償却していくことによって,人間に関する会計情報を測定・伝達して,人材の適正配置,有効利用,管理保全をはかろうとする会計の新しい領域である。企業内環境を改善することによって上記の目的を達成しようとするために,社会心理学,近代組織論,統計学等学際的なアプローチを必要とする。…
※「人間資産会計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」