仁木義治(読み)にきよしはる

世界大百科事典(旧版)内の仁木義治の言及

【徳島[市]】より

…初期豪商は播州三木城主別所長治を祖とする三木正光(網干屋)をはじめ,尾張・播磨出身の武士の系譜をひく寧楽(なら)屋,魚(とと)屋,天満屋,玉屋などで,城下町建設や初期の経済政策をすすめるうえで重要な役割を果たした。仁木義治(呉服又五郎)は1586年阿波国中の紺屋(こうや)司を命ぜられ,市原三左衛門(寧楽屋)や魚屋道通は96年(慶長1)新田開発に参画し諸役免許を与えられた。1616年(元和2)紙類の販売を紙屋町の銭屋,平田屋など17軒の商人に独占させるなど,藩は特権商人の育成,株仲間の組織化をはかった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」