今井林太郎(読み)いまいりんたろう

世界大百科事典(旧版)内の今井林太郎の言及

【荘園】より

…ただ中田薫が荘園領主権を公法上の支配権とし,朝河貫一が荘園とマナーの相違を強調,牧健二が職(しき)の官職的・公法的側面に着目するなど,西欧の封建制との違いにそれぞれ注目していることは見のがせない。その後,竹内理三,今井林太郎らは活発な個別荘園研究を背景に,荘官・荘民,年貢・公事(くじ)の実態など,内部構造の解明を進めたが,土地公有制をとる律令制との対立の中で荘園をとらえる一方,地頭・守護などの武士に荘園を変質・崩壊させる力を見いだす点では共通した見方に立ち,荘園整理令や下地中分(したじちゆうぶん),半済(はんぜい)などもその観点から追究した。こうした蓄積に裏づけられて第2次大戦後,石母田正,永原慶二らはマルクス主義の立場から,荘園制を古代的な大土地所有の体系とし,在地領主によるその克服に中世封建制の成立をみる見方を定式化したのである。…

※「今井林太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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