世界大百科事典(旧版)内の代償性肝硬変の言及
【肝硬変】より
…すなわち,肝細胞が変性,壊死と再生を繰り返す一方,間葉系反応の亢進(隔壁性繊維形成)する結果,肝小葉の改築(偽小葉の形成)が起こり,肝細胞の機能が著しく障害されるのである。
[症状]
全身倦怠感,疲れやすい感じ,食欲不振などの自覚症状と,肝腫大,くも状血管腫,手掌紅斑,食道静脈瘤などが高率にみられる(このような症状を示すものを代償性肝硬変という)。程度の差こそあれ,脾腫もみられる。…
※「代償性肝硬変」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」