伏畠(読み)ふせばた

世界大百科事典(旧版)内の伏畠の言及

【隠田】より

検注の際にしばしばとられたのは,一定額の勘料米,銭(伏料)を納めさせて,隠田畠などを合法的に検注帳への記載漏れ,すなわち免租地扱いとする措置である。この措置を〈伏せる〉といい,その田畠を伏田,伏畠といった。勘料はたとえば東大寺領伊賀国黒田荘では段別1石,東寺領若狭国太良荘では段別500文である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」