世界大百科事典(旧版)内の位置の差額地代の言及
【地代】より
… 過渡的地代形態とは,封建的支配・隷属関係から解放された商品経済的地代ではあるが,資本家農業経営が平均利潤を超過する超過利潤部分を地代として支払うという状態にまで発展していない小農的地代で,第2次大戦前の日本の家族労作的小農経営の小作農民が支払っていた現物小作料も,このなかに含まれるものと考えられる。
〔資本制地代〕
【差額地代】
土地の豊沃度の差と位置,つまり都市の中心市場からの距離の差にもとづいて,(1)豊度差額地代と(2)位置の差額地代の2種類がある。いずれもA.スミスの《国富論》によって,先駆的基礎が置かれた。…
※「位置の差額地代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」