世界大百科事典(旧版)内の低周波誘導加熱の言及
【誘導加熱】より
…これには特殊な小型のものが多いが,鉄鋼業向けには1万kW級のものも見られる。磁界を作る交流として,商用周波(日本では50あるいは60Hz)電源を直接利用する低周波誘導加熱と,数百Hz~数百kHz~数MHzの高周波電源を設ける高周波誘導加熱とに区別する。後者の電源として在来は電動発電機,真空管発振器などが使用されたが,パワーエレクトロニクスの進歩に伴い,効率も信頼度も高く,小型,取扱容易,寿命半永久的,コスト小のサイリスターインバーターなどの半導体装置がとって代わりつつある。…
※「低周波誘導加熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」