世界大百科事典(旧版)内の低木限界の言及
【高木限界】より
…ついで高木の生育できる微環境がなくなって,低木と疎生した直立状の高木が存在する地帯から,高木限界を経て,矮性(わいせい)状の低木のみが生育する地帯となる。最後に,樹木の生育を許さない微環境となって(低木限界),草原となる。移行帯では,このような一連の変化がみられる。…
【森林限界】より
…限界線は相観により判断されるが,環境が急激に変化するところでは明確であるのに対し,環境変化がゆるやかだと移行は連続的である。環境傾度にそって,森林限界から高木限界,低木限界へと移り変わる移行帯がみられることが多い。 森林限界は,高緯度地方では亜寒帯(針葉樹林帯)と寒帯(ツンドラ帯)の境に生じ,北半球では北緯60゜~70゜付近になるが,大陸西岸では海洋性気候のため北上する。…
※「低木限界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」