世界大百科事典(旧版)内の佐藤三代松の言及
【木崎村小作争議】より
…大多数の地主はこの要求を受け入れたが,不在地主真島桂太郎ら一部の地主はあくまでも農民の要求を拒否しつづけ,翌年3月には40町歩余の小作地の立入禁止を強行したことにより,大争議へと発展した。農民組合長佐藤三代松が責任を痛感して自刃したため,立入禁止は一時解除されたが,真島らはこの解除と前後して耕作禁止・土地返還・小作料請求の訴訟をおこした。農民側は,三宅正一,賀川豊彦らの講師を招き啓蒙活動をおこなうなどして組織を拡充強化したが,26年4月には地主側の勝訴となる。…
※「佐藤三代松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」