世界大百科事典(旧版)内の余ベクトルの言及
【テンソル】より
…例えば,ベクトルviは一次反変テンソルである。ここで,下につけた添字はEの上の線形関数,すなわち余ベクトルをeiの双対基底eiを用いて下に添字をつけたn個の実数wj(j=1,……,n)の組として表す場合のように,双対であることを示すものである。これを一次反変テンソルviが一つの余ベクトルwj上で,また一次共変テンソルwjが一つのベクトルvi上で値viwiをとるものと解釈すれば,r次反変s次共変テンソルはr個のベクトルとs個の余ベクトルに対して値をとる,例えば,二次共変テンソルTi,jは2個のベクトルui,viに対して値をとるものと考えることができる。…
※「余ベクトル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」