世界大百科事典(旧版)内の余力管理の言及
【工数管理】より
…第1は,実際の生産活動を行っている最中に,標準工数と実績工数との差異を把握し,その差異をできるかぎり少なくし,生産活動が円滑に進行しうるような調整方法を考案し,結果として工数を節減する方法である。これは余力管理ともいわれ,たとえば,実績工数が標準工数を上回り,生産に遅れが生じていることを把握した場合には,作業能率をアップするよう作業者に指示したり,あるいは時間外労働,応援などを行うことによって,生産の遅れをカバーする方法である。第2は,生産活動が一循環した後に,標準工数と実績工数とを比較し,差異が生じている場合にはその原因を究明し,それを排除する施策を立案し,それによって工数の節減をはかる方法である。…
※「余力管理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」