世界大百科事典(旧版)内の作業ロールの言及
【圧延機】より
…19世紀の間での圧延技術の上での出来事は,ドイツのマンネスマン兄弟Reinhard Mannesmann(1856‐1922),Max Mannesmann(1861‐1915)が1885年に傾斜圧延法を発明して管の素材を製造することに成功したことである。これは圧延機の面からみても画期的な発明であり,それまでの圧延機が互いに平行な軸をもつ2本のワークロール(作業ロール)で材料を延ばしていたのに対して,傾斜圧延機ではロール軸が平行でなく同一平面内にはない。このため材料はロールにより回転を与えられるとともに,その材料の回転軸の方向への推力も与えられるので,その推力を穿孔(せんこう)(マンネスマン穿孔という)に利用するというものである(〈金属管〉の項参照)。…
※「作業ロール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」