供養願文(読み)くようがんもん

世界大百科事典(旧版)内の供養願文の言及

【表白】より

…願文の一種。願文は神仏に祈願する文書であるが,所領を寄進して所願を述べる寄進状形式の願文,造塔堂,造仏,写経などに際して所願を述べ供養する供養願文,施物を表示し諷誦(ふじゆ)を所願する諷誦文など多種に及ぶ。表白は,以上のような施主・願主が認める願文とは異なり,施主・願主から依頼を受けた導師あるいは表白師が,修法・法会の開白または結願に際して,本尊の宝前にて法事の旨趣を啓白(けいびやく)すること,または啓白する文をいう。…

※「供養願文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android