世界大百科事典(旧版)内の係岸の言及
【係留】より
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[船の係留方法]
船においては係留という用語は狭義に用いられ,錨(いかり)を用いてつなぎとめる錨泊(びようはく)と区別している。(1)係留 船で係留という場合は索や鎖により大地もしくは大地固定物である岸壁,係船杭,桟橋などの施設に船を直接につなぎとめたり,あるいはそれ自体が錨や錘(おもり)あるいは索や鎖により係留されている浮桟橋,係船浮標などの施設につなぎとめることをいい,このうち係船浮標に係留することを浮標係留,それ以外を係岸と呼ぶ。係岸の場合には主としてワイヤロープや繊維ロープが係留索として使用されるが,接岸および離岸の際の操船のためや,また船体運動を抑えて貨物の積卸し,人間の乗降および船と係留施設の安全を確保するために,係留索は通常複数本使用される。…
※「係岸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」