世界大百科事典(旧版)内の俗字譜の言及
【楽譜】より
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[中国]
(1)表音譜 雅楽では七声や十二律を用いて記譜をし,リズムは単純であるために文字と文字との間の空きの大小で表した。宋代の〈俗字譜〉は記譜の簡略化を目的として考案されたものであり,唐代の楽器奏法譜に用いられた指孔名やポジション名を利用して音階の各度にあて,略字によるリズム符号をつけるもので,北宋までさかのぼることができる。記号はのちに〈工尺譜〉として知られる〈合,四,一,上,勾,尺,工,凡,六,五〉の文字を用いるものと,さらにそれを簡略化した〈,,一,,,,,,,〉などの記号を用いるものとがある。…
※「俗字譜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」