世界大百科事典(旧版)内の備中国大税負死亡人帳の言及
【備中国】より
…奈良時代に中央で活躍した吉備真備(きびのまきび)はもと下道姓で備中に本貫をもつ。備中の古代を考える重要な史料としては,739年(天平11)〈備中国大税負死亡人帳〉があり,断簡であるが賀夜,都宇,窪屋郡の氏族分布を考える根本史料である。塼(せん)に陰刻された763年(天平宝字7)の矢田部益足買地券は道教思想の普及状況を知る貴重なものである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」