元日御薬(読み)がんにちおくすり

世界大百科事典(旧版)内の元日御薬の言及

【屠蘇】より

…日本では平安前期以来,宮中で元日の儀式に用いられていた。元日御薬(がんにちおくすり)と呼ばれたこの行事は,典薬寮で調えた屠蘇散を中国どうよう除夜に井戸につけ,元日の朝,歯固めに続いて屠蘇,白散(びやくさん),度嶂散(としようさん)の順序で天皇に進められていたもので,その後,民間でも元日の祝儀に用いるようになった。屠蘇の語源については,屠蘇という名の草庵に住んでいた人が,里人の健康を守るため除夜ごとに薬を配って,元日に服用させたことに始まるなどの説が流布されてきたが,元来は西域に産する薬草の名で,東晋ごろ中国へ伝えられたものともいう。…

※「元日御薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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