世界大百科事典(旧版)内の光ニトロソ化法の言及
【光化学】より
…また廃ガスによる大気汚染と日照との関係は,光(こう)化学スモッグの名のもとに大きな社会的関心をひいた。光化学反応を用いて数多くの新化合物が合成されたが,工業的合成に用いられた例としては,ナイロンの原料となるカプロラクタムをシクロヘキサンから光化学的に直接合成する光ニトロソ化法が有名である。 最近では将来の人類のエネルギー源として太陽エネルギーの有効利用が注目されており,その一つとして光化学反応を用いてエネルギーの低い物質(たとえば水)からエネルギーの高い燃料物質(たとえば水素と酸素)をつくり出す研究も行われている。…
※「光ニトロソ化法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」