世界大百科事典(旧版)内の光線画の言及
【小林清親】より
…河鍋暁斎,柴田是真に日本画を,下岡蓮杖に写真術,C.ワーグマンに洋画を学んだといわれる。1876‐81年自ら〈光線画〉と称した木版画連作《東京名所図》を発表し,文明開化期の新旧入り混じった風景・風俗画により広く大衆の共感を得,版画家清親の名を不動のものとした。この作品は浮世絵版画の技法によりながら,西洋画の明暗,遠近法の表現を取り入れており,この点で清親は日本の近代版画の創始者といえる。…
※「光線画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」