世界大百科事典(旧版)内の兜銜山の言及
【ユチュケン[山]】より
…モンゴルのハンガイ山脈南東部,オルホン・セレンガ両河の河源地帯にある山の古名。匈奴(きようど)の兜銜山(とうかんざん)(《漢書》による)もこれを指すか。突厥(とつくつ)やウイグルなど,シャマニズム信仰者としてのテュルク系諸民族が,天神や祖先の馮(よ)る聖山とみなし,さらにその周辺の豊かな牧地に牙帳をおいてこの一帯を政治・経済の中心とした。…
※「兜銜山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」