入場券自動販売機(読み)にゅうじょうけんじどうはんばいき

世界大百科事典(旧版)内の入場券自動販売機の言及

【自動販売機】より

… 歴史的にみると,1925年にアメリカのW.ローが考案した異なった値段の多品種を売るタバコ自動販売機が近代自動販売機の始まりといわれているが,自動販売機がいわゆる物珍しさの段階を過ぎ,本格的な実用化段階を迎えたのは欧米では30年前後で,日本では第2次世界大戦後の60年代以降のことである。日本において戦後の第1号機は,1953年10円青銅貨の発行と同時に登場した手動式入場券自動販売機で,昭和30年代前半にジュース,ガム,タバコなどの自動販売機が次々に市場に出回った。40年代に入ると,流通部門での省力化を背景に自動販売機の普及が急速に進み,1967年の硬貨改鋳を境に国鉄(現JR)では合理化対策の一環として近距離乗車券の発売を自動販売機で行うことにした。…

※「入場券自動販売機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」