世界大百科事典(旧版)内の全体社会システムの言及
【社会学】より
…ついで,共鳴的,親和的な相互作用のなかで生まれる〈社会集団〉,あるいはその合目的的な課題達成集団である〈社会組織〉の領域に焦点が合わされることになった。そして,以上の諸領域を包括し,統合する社会が,〈社会構造〉あるいは〈全体社会システム〉として概念化され,その階級構造,支配構造,統合と分離などが問題にされることになった。以上が,静態学的分析であるのに対して,動態的側面の考察が課題とされるのが,既存の社会体制の構造的変動を取り扱う〈社会変動〉の領域である。…
※「全体社会システム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」