世界大百科事典(旧版)内の全国教化団体連合会の言及
【国民精神作興詔書】より
…これは民主主義や社会主義の運動を抑圧して国体観念と国民道徳を鼓吹する思想統制と社会教化のための錦の御旗となった。詔書発布の直後に内務省社会局長官は主要教化団体の代表者と協議して1924年1月に全国教化団体連合会を発足させ,教化運動の連絡提携と教化網の整備にのりだした。時の第2次山本権兵衛内閣は虎の門事件で倒れたが,代わった清浦奎吾内閣は24年4月に文政審議会を設置し,教育界のほか政,官,軍,財など各界の有力者を委員として国民精神作興の具体策を審議させた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」