八神殿(読み)はっしんでん

世界大百科事典(旧版)内の八神殿の言及

【宮中三殿】より

…また,皇霊殿は歴代の天皇・皇后・皇太后,その他の皇妃・皇親の霊をまつるところで,賢所に向かって左側,すなわち西側にあり,創建は1869年10月皇霊を神祇官内の仮神殿にまつったことに由来するが,71年9月神祇官の廃止後,皇霊は宮中の賢所にうつした。一方,神殿は賢所に向かって右側,すなわち東側にあり,69年2月神祇官の仮神殿に八神(神産日(かみむすひ)神,高御産日(たかみむすひ)神,玉積産日神等の八神)と天神地祇をまつったのに始まり,72年4月神祇省の廃止に伴い,宮中の賢所拝殿にうつされ,八神殿と称したが,ついで11月神殿と改称された。しかるにこれら3殿は,73年5月皇居が炎上したため,赤坂仮皇居内の仮殿にうつされたが,89年1月に宮城の新皇居(明治宮殿)が落成するに及び,吹上御苑に新営された新殿に遷座し,現在に至っている。…

※「八神殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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